このシリーズを描き出したきっかけは「ドラキュラ伯爵」に、はまったせいなのですが、ただ、ひたすら「ドラキュラ」を描いてるのでは、単純に面白くないので、折角なら人の持つ「黒」の部分を描いていこうと思い、旧翼シーズから、タイトル分けし、新たに立ち上げました。
「〜Forbidden Fruit〜」という副題は訳すと「禁断の木の実」という意味なのですが……ヒトの持つダークな部分には、どうしても「禁忌」のようなものが含まれると思います。そういった意味合いで、「禁断の木の実」と名付けました。この文章を書いている時点では、まだ「禁忌」の部分は、さほど公開していませんが、サーバーの規約が変わったのを気に、水を得た魚のように描き出しています。
とある、ギタリストの歌にその名も「VAMPIRE」という曲があり、その詩の中に「欲しいものはその心」という部分があるのですが、そんなイメージとともに、人間欲しいもののためなら何でもするのではないか…そういう部分が、ヒトの持つ「ダーク」な部分ではないか……と思います。
このシリーズには、そういう欲望のイメージを詰め込んでいます。そして、自分の欲望も吐きだしてます(笑)。
単純に「悪魔」「妖怪」「魔性」の生き物を描くのではなく、その中にある「心」も描いていければと思っています。
余談として(日記にも書いているが)……このシリーズを書くきっかけになったのは「オレのイメージで絵を描いて」と、とある人に言われた時に、その人のイメージで「ドラキュラ伯爵(ヴァンパイア)」と「ロットバルト」が浮かびました。ロットバルトとは、「白鳥の湖」に出てくる悪魔なのですが……。この、とある人のモデルとなったふたりの共通点は(あくまでもわたしの考えで)「さみしがり」で「欲ばり」あるところ……なんですけれど……。
余談その2……こんな事を言われました。「ヴァンパイアっていうと、どこかダンディナイスミドルなイメージが強いので、新鮮だったりしました(笑)。」……そうですね……わたしもそう思います(笑)。ただ、わたしの描いてる、伯爵が若いのには、理由がありまして、実は、伯爵を描くきっかけになった、舞台があるのですが、
その時の伯爵を演じていた、役者さんが、お若い方(30代前半)だったのです……その方のインパクトが、いい意味で良かったので、とても影響を受けたと思われます。
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